2025.6.18 アップロード 2025.12.10更新
日本消費者連盟が事務局を務める「香害をなくす連絡会」(日本消費者連盟、ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議、有害化学物質削減ネットワーク、化学物質過敏症支援センター、日本消費者連盟関西グループ)は2017年8月に結成されました。同年7月と8月に日本消費者連盟が実施した電話相談「香害110番」で多くの切実な声が寄せられたことを受け、患者支援団体や環境団体と共に結成したものです。
「香害をなくす連絡会」は、「香害をなくす議員の会」や他市民団体と共に香害をなくすためにさまざまな活動をしています。ここに活動ごくの一部を抜粋して紹介します。ここに掲載のない活動がたくさんありますので、日本消費者連盟のウエブサイトで「香害」で検索してください。:https://nishoren.net/category/fragrance
1969年結成のNPO日本消費者連盟が事務局を務める「香害をなくす連絡会」は2017年に結成。2022年8月には「香害をなくす連絡会」の呼びかけで「香害をなくす議員の会」が発足しました。2025年によく似た名前の団体が発足したようですが、この3団体とは全く無関係です。ご注意ください。
・2025年8月20日に「子どもの香害被害への対策を 記者会見&院内集会」
「香害をなくす議員の会」と「香害をなくす連絡会」は2025年8月20日に「子どもの香害被害への対策を 記者会見&院内集会」を行いました。日本臨床環境医学会と室内環境学会の環境過敏症分科会が実施した『子どもの「香害」および環境過敏症状に関する実態調査』ー洗濯用の洗剤や柔軟剤などの化学物質によって小中学生の1割以上が体調不良を起こしているーというショッキングな調査結果を発表し、学校での対策を求める要望書を文部科学省に提出しました。
・【意見書】消費者庁に香害への対応を促すための内閣府消費者委員会への意見書(2025年5月19日):https://nishoren.net/new-information/21372
・【報告】日本石鹸洗剤工業会への質問と回答の要約(2024年11月21日):https://nishoren.net/new-information/20665
・【記録】香害をなくす連絡会が5省庁と面談(2024年11月13日):https://nishoren.net/new-information/20606
・【報告】「STOP!マイクロカプセル香害」8889筆の署名を提出(2024年1月30日):https://nishoren.net/new-information/19530
「香害をなくす連絡会(事務局・日消連)、香害をなくす議員の会、カナリア・ネットワーク全国の3団体が初めて合同で取り組んだオンライン署名サイトchange.orgの 「STOP!マイクロカプセル香害」キャンペーン。昨年10月から開始し、1月15日までに、紙の署名を合わせて8889筆が集まりました。当初より提出先を、業界団体である日本石鹸洗剤工業会と、大手洗剤メーカーである花王、ライオン、P&Gジャパンの4カ所としました。」
関連記事:
03-2_3_01 『STOP!マイクロカプセル香害』署名香害をなくすための活動に参加しよう:
03-2_3_02 『Stopマイクロカプセル香害署名』日本石鹸洗剤工業会への質問と回答:
・2024年1月23日 記者会見&院内集会「洗剤メーカーへの署名提出について」:https://nishoren.net/event-information/19467
・【記録】香害をなくす連絡会が5省庁と面談(2023年7月12日):https://nishoren.net/new-information/18795
2023年2月16日と17日に5省庁(消費者庁+国民生活センター、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省)と面談を実施しました。日本消費者連盟のウエブサイトに各省庁との議事録がアップされています。
・2019年末から3ヶ月間実施した「香害」アンケートの記者会見を主催 (2020年7月1日):https://nishoren.net/flash/13304(01-1_4_01 「香害をなくす連絡会」香害アンケート(2020年))
(アンケート実施概要) 実施団体:香害をなくす連絡会 期間:2019年12月下旬~2020年3月末(約3カ月間) 方法:構成団体のお便りによる配布、手渡し、電子入力フォームの活用 回収総数:9332件
アンケート集約結果発表 院内記者会見 配布資料:https://nishoren.net/wp/wp-content/uploads/2020/06/a1e79d761ab1852698798cc92b172db8-1.pdf
この香害アンケートは、香害被害の初めての大規模な調査でした。対象は無作為抽出ではありませんでしたが、回答者の8割近くが香害による体調不良を経験、香害のために就学や仕事に行かれない経験のある人が2割近くもいるなど、深刻な香害被害が可視化されました。
20年間化学物質過敏症患者を診療していた水城まさみ医師の【事態は深刻になってきている】、大河内博早稲田大学教授の【大気中マイクロプラスチック研究者としての意見】、高田秀重東京農工大教授の【「海岸漂着物処理推進法」第十一条の二に違反する製品の生産・販売の禁止を要求する】など貴重な意見のスライドもあり、香害を知るために必見の資料です。
アンケート集計結果から見えてきたもの
①体調不良経験者が約8割、そのうち退職・休学経験者が約2割
分析可能な9030件のうち79%(7136件)が香害で体調が悪くなったことがあると
回答。そのうち香りによって「仕事を休んだり、職を失ったことがある」「学校に行けなくなっ
たことがある」など、休職や退職、欠席や休学を経験している人は、18.6%(分析可能
の6858件中、1277件)に上った。
②具合が悪くなる原因の筆頭は、柔軟剤、香りつき合成洗剤
具合が悪くなる原因の1位は柔軟剤(86.0%、6134件)、2位は香りつき合成
洗剤(73.7%、5259件)、その他項目は多岐に渡る。(母数7136件)
③マイクロカプセルについて、認知度は高く対策を求める声が多い
香りを長続きさせるために使用されるマイクロカプセルについて、知っている人は72.6%
(分析可能の8826件中、6409件)。香害について何らかの対策を求める人は90.9
%(分析可能の8857件中、8049件)で、そのうち具体的な対策として最も多かった
のが、柔軟剤などの家庭用品へのマイクロカプセル使用中止(87.1%、7008件)だっ
た。
香害アンケートの結果を花王、ライオン、P&Gジャパンに届けるべく面会を申し込んだが、断られたということです。アンケート結果の資料は「香りの被害で、仕事を休んだり職を失った、学校に行けなくなったことがあると回答した方」のコメント1048人から26例を抜粋した書類と共に郵送されました。香害による理不尽な被害の数々が綴られています:https://nishoren.net/wp/wp-content/uploads/2020/07/2ba7ebd354337498c6a24d769acefc1e.pdf
『チャンネル日消連:香害アンケート記者会見』https://youtu.be/9GMjraPLVgw?feature=shared
