(2021.10.10)
国内の新聞・雑誌記事などのマスメディアの香害関連記事を紹介するページです。
『香害 被害者が全国組織 柔軟剤など化学物質で体調崩す 仕事、学業に支障「危険性知って」』東京新聞 TOKYO Web 2021-8-12 (2021-9-12 アクセス): https://www.tokyo-np.co.jp/article/123648
東京新聞、中日新聞が初の香害被害者の全国ネットワーク「カナリア・ネットワーク全国」の設立と、会費を無料にするために広報活動の資金を集める目的で始めたクラウドファンディングを紹介しています(リンクあり)。
記事より引用 「柔軟剤や芳香剤、合成洗剤などの人工的な香りに含まれる化学物質によって、目まいや吐き気、呼吸困難などさまざまな症状が出る「香害」。被害に苦しむ人たちが全国組織「カナリア・ネットワーク全国」を結成した。学校や会社を辞めざるを得ないなど生活に大きな支障が出ている人も多く、「空気は皆が共有している。誰もがいつ発症するか分からない危険性を知ってほしい」と訴える。 (五十住和樹)
「広く売られているもので体調を崩すなんて、信じられなかった」。宮城県多賀城(たがじょう)市の庄司美穂さん(52)は、柔軟剤の香りで突然発症した三年前を振り返る。—」
中日新聞 (2021.8.12)『「香害」被害者が全国組織 柔軟剤など化学物質で体壊す「危険性知って」』:https://www.chunichi.co.jp/amp/article/309318
西日本新聞記事 有料会員限定記事(無料トライアルあり)
『頭痛に吐き気…「香害」知って 化学物質で不調、日常生活に支障も』北島 剛 (2021.4.25)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/729154/
サイトより引用「柔軟剤や芳香剤などに含まれる人工的な香りにより、頭痛や吐き気といった体調不良に悩む人が増えている。香りに含まれる化学物質が引き起こすもので、公害に例えて「香害」と呼ばれる。精神的な病気と間違われ周りに理解されずに仕事を辞めたり、引きこもりになったりする人もいる。佐賀県内の被害者に実情を聞いた。『全身が痛くなって動けなくなった』。佐賀市の池上陽菜さん(20)は2019年…」
北海道新聞どうしん電子版(登録すると無料で月10本まで記事が読めます)
<教室で学びたい 化学物質過敏症の子どもたち> 3回連載 佐竹直子 (2021.2)
『<教室で学びたい 化学物質過敏症の子どもたち>中 独りぼっち「級友と」願いながら自習』(2021.2)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/513658
サイトより引用「教室の半分に満たない広さの部屋のまん中に、大きなテーブルと、いすが二つ。札幌市内の小学5年、翼君(11)=仮名=は、登校すると、級友たちの声が響くにぎやかな教室から離れた静かな部屋へ向かう。「相談室」の札が下がるこの部屋が翼君の「教室」だ。
・学校も暗中模索 化学物質過敏症(MCS)のため、3年の時から別室登校を続ける。病院での血液検査の結果、発症の原因は、柔軟剤などの香料を包むマイクロプラスチックの素材であるイソシアネートという物質だった。」
『<教室で学びたい 化学物質過敏症の子どもたち>下 分かってほしい 暮らし見直し 仲間大切に』(2021.2)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/513972
サイトより引用「今月半ば、札幌市教委は市立幼稚園や小中高校約320校に、MCSの症状などを解説した資料を送付。各校に全教員への配布を促した。資料には、市内の中学校で発症し、登校できなくなった生徒の実例が盛り込まれた。
中学1年の時に発症した札幌の中学3年、結衣さん(15)=仮名=が今年1月、自分のケースを通し教員らにMCSの症状を伝えてほしいと市教委に手紙を出した。市教委は学校でMCSへの理解が進んでいない現状と、結衣さんの強い希望を踏まえ、実例として取り上げ、メッセージも掲載した。」
注:同シリーズの1回目『香りがつらい 記憶力や思考力低下も(上)』は2021年8月6日現在北海道新聞のサイトには掲載されていない。
概略:
・化学物質過敏症が香りの強い柔軟剤が人気になった2014年頃から子供にも症状が見られるようになった
・教室で放たれる強い香りで激しい頭痛に襲われたのが始まりで、香料に含まれる化学物質が原因のMCS(化学物質過敏症)と診断された
・登校し続けるうちに、症状が悪化して全身が脱力し、立ち上がれなくなり、けいれんや吐き気、腹痛に苦しみ鼻血が出た
・MCSの患者は成人対象の調査で全国に70万人、子供を含めると100万人と推計されている
・渡辺和彦小児科医院 院長渡辺氏「生活の中にある化学物質のために、子供の学ぶ権利が奪われるという深刻な状況だ」
読売新聞オンライン 『あちこちで消毒「怖い」<1>化学物質過敏症』 (2021.6.5)
https://www.yomiuri.co.jp/local/nara/feature/CO050151/20210605-OYTAT50000/
サイトより引用「「においがないほどの微量でも、消毒液で気分が悪くなることがあるんです」
防毒マスクを首からぶらさげた県内在住の50歳代女性は、困惑した表情で訴える。化学物質に反応して体調が崩れる「化学物質過敏症」を患う。急に症状が出る場合に備え、外出時には防毒マスクが手放せない。
女性が化学物質過敏症の疑いを診断されたのは約15年前。視界がぼやけ、微熱がなかなか下がらない症状が続いていた。当時、自宅で床にワックスを塗っていると、急に心臓が痛くなり、「死ぬかと思った」と振り返る。今ではわずかな合成洗剤や柔軟剤のにおいでせきが出て、頭が痛くなる…」
毎日新聞 有料記事 『化学物質過敏症/上 新築入居引き金、病院転々』(2020.4.7)
https://mainichi.jp/articles/20200407/ddm/013/040/009000c
サイトより引用「柔軟剤や合成洗剤などに含まれる微量な化学物質が原因で、頭痛や吐き気などの症状が出る「化学物質過敏症」に悩まされる人が増えている。同じ環境で暮らしていても、なぜ人によって発症したりしなかったりするのか。2回に分けて、原因と対策を探ります。
外出時は常にマスクを二重にし、人混みは避けなければならない。埼玉県草加市の矢沢育美さん(59)は長い間、体が不調になる原因が分からずに悩まされてきた。」
mamatalk powered by 北海道新聞『強い香り、不調の原因に 柔軟剤など急増、心身に被害 音更町はポスターで啓発』 (2019.10.23)
https://mamatalk.hokkaido-np.co.jp/special/pickup/20438/
サイトより引用「バラやラズベリー、バニラなどさまざまな香りを売りにした日用品が近年急増し、洗剤やシャンプー、制汗剤などで日常的に香料を身にまとう人が増えてきた。一方で、その強い香りで体調を崩す人が十勝管内でも出始めている。香りによる健康被害「香害」について専門医らは危機感を示し、一部自治体では適切な使用を呼びかける啓発に動きだした。
帯広市内で家族と飲食店を営む田頭照美さん(64)が体調に異変を感じるようになったのは6年前から。せきや頭痛、喉の腫れがひどくなり、「初めはぜんそくかなと思った…」
『液体芳香剤 子どもが誤飲する事故相次ぎ 注意呼びかけ』
NHK WEBサイト (2021.4.8)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210408/k10012963161000.html
サイトより引用
「〜液体芳香剤に関しては、3歳以下の子どもの事故情報が、去年12月までのおよそ10年間に、医療機関から31件報告されていて、2歳の女の子が誤飲しておう吐や脱力症状が出たケースや、0歳の男の子が頭から浴びてしまい顔が腫れたケースなどがあったということです。
国民生活センターは、液体芳香剤を誤飲すると、含まれている成分によっては意識障害や肺炎をひきおこすおそれもあるとして子どもの手の届く場所では使わないよう呼びかけています。」
AERA dot. 『キレイ好きが病を招く “香害”深刻化の背景とは?』亀井洋志 (2019.4.2)
https://dot.asahi.com/wa/2019032900070.html?page=1
サイトより引用「あれもこれも抗菌・除菌グッズを多用する日本人の超潔癖志向。行き過ぎた潔癖は、免疫力低下など健康を害するリスクだけではない。
“無菌社会”の病理は、人間の体から発する「におい」にも向けられている。体臭が嫌悪の対象とされ、口臭や体臭を発していると思い込む自己臭症という神経症に悩む人もいる。
消臭除菌スプレーは多くの家庭に置かれ、制汗スプレーや汗拭きシートなどは子どもの運動会や部活動でも使われるようになっている。身の回りには消臭剤や芳香剤のにおいがあふれんばかりに満ちているが、こうした化学物質が人体に悪影響を及ぼしている。
特定非営利活動法人「日本消費者連盟」スタッフの杉浦陽子さんは、化学物質が引き起こす健康障害の問題などを追究している。…」
朝日新聞Digital 有料会員記事(1ヶ月間無料)『(私の視点)香料による被害 国は早急に調査・規制して』 渡辺一彦 (2017.11.2)
https://www.asahi.com/articles/DA3S13209583.html
サイトより引用「柔軟剤や化粧品などに含まれる香料で化学物質過敏症(CS)になる例が急増している。当院の外来でも患者が目立ってきた。
学校で頑固な頭痛や目まい、皮膚炎、ぜんそくなどがおきたという子どもが来る。他人の衣服に付着した柔軟剤の残り香や消臭・除菌スプレー剤が原因である。学校側は個人の匂いの好みには介入でき…」
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