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2023.5.5
ニューヨークタイムズ紙に「日用品に複数の有毒化学物質が含まれることが新研究で明らかに」なったという記事が掲載されました。『Common Consumer Products Contain Multiple Toxic Chemicals, New Study Shows (2023.5.3)』
100種類以上の一般的な日用品に、がんや生殖・発達障害に関連する化学物質の少なくとも1種類、多くは複数種類が含まれていることが、火曜日に学術誌「Environmental Science & Technology (https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.est.2c07247)」に掲載された研究により明らかになりました。
化学物質の多くは、マニキュア、シャンプー、ローション、石鹸などのパーソナルケア製品に含まれています。また、洗浄剤、特に多機能洗剤、洗濯用洗剤、食器用洗剤にも多くの化学物質が含まれていました。
これらの化学物質は空気中に放出されるため、特に注意が必要であるとノックス博士は述べています。「V.O.C.を多く含む製品を使用している場合、その製品を体に塗るだけでなく、空気中に放出されてしまうのです」。その結果、製品を使用していなくても、幼い子供など、家庭内の他の人々が暴露される可能性があると彼女は言います。
子供や妊娠中の女性は、特にこれらの化学物質の影響を受けやすいと言われています。「子宮内胎児期は、化学物質への暴露の影響に対して、大人の私たちよりもはるかに敏感です。”だから、同じレベルの、例えば、溶剤への暴露が、胎内で発生した場合と、大人になってから発生した場合とでは、非常に異なる影響を引き起こすのです。”
これらの化学物質への暴露を制限する一つの方法は、無香料の家庭用品やパーソナルケア製品を選ぶことだと研究者は述べています。香料はV.O.C.の一般的な原因であり、私たちがその香りを感じるためには、香りが空気中に放出されなければならないからです。また、これらの製品はできるだけ換気をしながら使用することを推奨しています。
Common Consumer Products Contain Multiple Toxic Chemicals, New Study Shows
Hair and nail products, all-purpose cleaners and automotive products contain some of the highest numbers of chemicals.
https://www.nytimes.com/2023/05/03/well/live/consumer-products-toxic-chemicals.html?smid=tw-nytimes&smtyp=cur
2023.4.14
琉球新報に香害関係の記事が掲載されました。
「香りで体調悪化」634人 化学物質過敏症で県立中学校調査 「香りで悩む人いる」県教委が配慮呼びかけ(2023.4.11):https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1692359.html
「香りで悩んでいる人がいるかも」。県教育委員会が県立高校と特別支援学校、県立中学校を対象に実施した調査で、95校中51校の計634人が、化学物質や香りで体調が悪くなったことがあると回答した。」
2023.4.12
4月4日、衆議院 「消費者問題に関する特別委員会」で 大河原まさこ衆議院議員(立憲)が香害について質問しました。(消費者庁としての現在の取り組み、5省庁による香害啓発ポスターの文言の修正について)。
2023年4月4日 衆議院 消費者問題に関する特別委員会(立憲民主党 国会情報)香害について 1:31:25~:https://www.youtube.com/live/QskreQ1Pw40?feature=share&t=5484
4月10日、参議院 決算委員会で、高木まり(立憲・社民) 参議院議員が香害について質問しました。
2023年4月10日 参議院 決算委員会(立憲民主党 国会情報)香害について 1:41:26~:https://www.youtube.com/live/65p5oWewWRU?feature=share&t=6084
(香害が花粉症のような国民病にならないよう5省庁による香害啓発ポスターの文言の修正をしてほしい、香料マイクロカプセルの規制について)
2023.4.7
1993年、広告に依存しない自由なメディアを創るため創刊された『週刊金曜日』。本日発売の1419号 (発売日2023年04月07日)に香害の特集記事が掲載されました。
週刊金曜日公式サイト 「もはや配慮のレベルではない日本の香害」:https://www.kinyobi.co.jp/
・P&Gジャパン、NSファーファ・ジャパン、花王、ライオンに聞きました ーどうしたら柔軟剤の香り、取り除けますか?
加藤やすこ「「香害」は広く知られるようになった。しかし汚染は空気だけではなく、排水から水生環境に入り込み、魚介類やヒトからも香料成分が検出されている。しかし日本政府は調査研究せず、因果関係が明らかでないとして規制が進んでいない。そこで、まずは洗剤メーカーがウェブサイトで公開している香料成分の情報やアンケートで、香害に対するメーカーの姿勢を調査した。」
・洗剤・柔軟剤に使われている香料成分の有害性 ー各メーカーのアンケートの回答
・因果関係明らかでないのに調査予定もない日本
・看護師のニオイで体調悪化? ー患者自らが救済を提言
・千葉大学予防医学センター特任教授・坂部貢医師
「匂いによって脳の血流や神経細胞を結ぶネットワークが変化する」
週刊金曜日公式サイト 「もはや配慮のレベルではない日本の香害」:https://www.kinyobi.co.jp/
2023.3.31
統一地方選2023がスタートしました。香害をなくす議員の会所属の議員の多くが改選に立候補、立候補予定です。香害をなくすにはまず地方自治体から。お住まいの地域、近隣の地域でぜひ所属議員を応援しましょう。
「香害をなくす議員の会」統一地方選2023 特設ページ に議員のSNSアカウントの表を追加しました。新しい情報が入り次第更新します。 香害をなくす議員の会 立候補・立候補予定議員のSNSアカウントをフォローし、拡散しましょう。 #統一地方選 #香害は公害 #香害ツイッターデモ
2023.3.24
カナリア・ネットワーク全国 NEWSに新記事がアップされました:https://canary-network.org/news/gyousei/
『国による香害への対応』
「2023年2月、いわゆる「5省庁連名ポスター※」が、都内東急電鉄駅のデジタルサイネージで、2週間掲示されました。また、都営地下鉄線の駅でもポスター掲示が行われました。
この「5省庁連名ポスター」の作成は、全国の香害被害者が「国民生活センター」に声を届けたことに端を発しています。
こうした行政広告の影響は大きく、諸方面で香害を無視できない状況を作りました。ただ、香害被害者にとってはポスターの内容が「不適切、不足がある」といった見方もあり、今後は周知の質を上げていくように、さらに行政機関へ香害被害の声を届け続ける必要がありそうです。
これまでの香害に対する国の対応をまとめてみました。」
2023.02.28
「カナリア・ネットワーク全国のリーフレットができました」: https://canary-network.org/news/canreaf/
サイトより抜粋:「かねてよりご希望の多かったカナリア・ネットワーク全国(CAN)会員として配布できるリーフレットを作成しました。香害や化学物質過敏症について話しても、個人の訴えでは理解されにくい面があります。多数の著名な医師や研究者が賛同人になっている団体があることで、一部の人の問題ではないことが伝わると思います。」
学校への要望書サンプルと 意見書ができました(保護者会文書チーム):https://canary-network.org/news/mousiiresho/
サイトより抜粋:「今回は2022年8月にCANの会員に呼びかけ『保護者会文書チーム』の活動が始まりました。教員歴40年を超える、愛知県名古屋市の小学校教員・岡崎勝先生にアドバイザーをお願いし、学校交渉に役立つ文書の雛型、交渉術などをまとめることを目標に、月に一度打ち合わせを繰り返しました。―中略ー また、「香害」は子どもの心身の発達、発育に関わること、教育を受ける権利やインクルーシブ教育の必要性などについて、小児科医、児童精神科医の経験のある石川憲彦先生にも意見書を執筆いただきました。」
カナリア・ネットワーク全国 ウエブサイト『この会について』より:https://canary-network.org/about/about/
2023.1.30
カナリア・ネットワーク全国 共同代表の一人として深谷桂子氏の就任が決まりました。
サイトより抜粋:「化学物質過敏症気味で香害被害者である深谷は、「日本消費者連盟洗剤部会」に加入し、「香害をなくす連絡会」のメンバーとしても香害反対活動をしています。昨年2022年12月には『香害入門』(緑風出版)を刊行しました。」
「【カナリア・ネットワーク全国=CAN】は、2021年に柔軟剤などの化学物質による被害と症状をもつ人たちの出会いから誕生しました。それぞれに、発症のきっかけや症状を共有し、またこれまでの活動や仕事の経験を活かし、被害者として声をあげ「活動」を広げるためのネットワークを作ろうと集まりました。」
「『カナリア・ネットワーク全国』のカナリアとは?
炭鉱で働く坑夫たちは、窒息ガスや毒ガス早期発見のための警報として「カナリア」を用いました。空気の変化をカナリアは素早くキャッチしたのです。」
2022.8.30
日消連が事務局を務める香害をなくす連絡会が呼びかけ、8月10日に、香害をなくす議員の会が発足しました。全国の地方議員を中心に国会議員を含めて現在75人の議員が集っています。キックオフ会(発足式)の式次第、目的、名簿などが日本消費者連盟のウエブサイトに掲載されています。世話人には兵庫県宝塚市 寺本さなえ議員、長野県安曇野市 小林じゅん子議員、北海道旭川市 江川あや議員、東京都世田谷区 金井えり子議員が就任されました。
日本消費者連盟【公表】香害をなくす議員の会が発足(2022年8月30日):https://nishoren.net/new-information/17786
2022.8.2
地方議員を中心にした「香害をなくす議員の会」が発足し、オンラインイベントが開催されます。ぜひ地元の地方議員の方々に、参加するよう声をかけましょう。「香害をなくす議員の会」キックオフ会:https://nishoren.net/new-information/17604
サイトより抜粋:香害をなくす連絡会(事務局・日本消費者連盟)の呼びかけに応えて、地方議員を中心に「香害をなくす議員の会」が発足することになりました。香害問題に取り組む議員間で情報を共有し、自治体や国、メーカー等に有効に働きかけていくためのネットワークです。世話人代表は、兵庫県宝塚市議の寺本さなえさん(無所属)。発足を記念してオンラインイベントが開催されます。
●「香害をなくす議員の会」キックオフ会(オンライン)
【日時】8月10日(水)19:00~21:00
【対象】市区町村、都道府県の議員を中心に議員一般
★参加申込みフォーム→https://forms.gle/QfPzwqZzN9auSyZP7
2022.7.31
日本消費者連盟 消費者リポート 2022年7月20日号の特集は『香害をなくす活動に取り組む議員』です。
「香害をなくす連絡会(事務局・日消連)が活動し始めて5年が経ちます。この間、被害者アンケートに取り組み、メーカーや行政へ働きかける中で、被害の実態が知れ渡るようになりました。地方議会や地方行政の動きも、被害に苦しむ人に寄り添った施策の推進、着香製品の使用自粛を求める啓発活動、国に実態調査や原因追求を求める意見書提出など活発化してきました。2021年までに「香害」に関連して議会質問した議員は、市区町村議会で187人、都道府県議会で24人、国会議員で6人、合計217人に上ることがわかりました。生活者の声を代弁する議員の活動が大きなうねりになりつつあります。
※香害をなくす連絡会日本消費者連盟(事務局)、ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議、有害化学」
https://nishoren.net/new-information/17561
2022.5.18
雑誌に冷蔵庫の汚れ防止に「柔軟剤一滴で汚れを事前に防止」など、柔軟剤を推奨する記事が掲載されました。柔軟剤にはアレルギー性/神経毒性/変異原性/発がん性/環境ホルモン作用などの毒性がある物質が入っています。食品が有毒化学物質で汚染されます。誤った使用法を推奨する記事に抗議しましょう。
クロワッサン2022年5月10日発売1069号『冷蔵冷凍の新常識!冷蔵庫掃除の基本とは?』:https://croissant-online.jp/life/170243/
クロワッサン問い合わせ先:https://croissant-online.jp/contact/
柔軟剤成分の危険について:柔軟剤・合成洗剤の成分には、香料の他にも大きく分けて4種類の問題があります。
- 柔軟剤の成分、陽イオン界面活性剤の第四級アンモニウム塩。衣類をふんわりさせる目的で配合されます。殺菌作用があるので抗菌剤として除菌消臭スプレーなどの日用品に使われることもあります。細胞のタンパク質を変性することによって殺菌をするので、皮膚に強い刺激があり、かゆみや湿疹の原因になります。呼吸器にも刺激が強く、第四級アンモニウム塩などの消毒剤を使用する看護師の慢性閉塞性肺疾患(COPD)発生リスクを25~38%増加させたという研究があります。
- 合成香料や消臭・抗菌成分を封入しているマイクロカプセル。流通している香料の90%以上は石油由来の合成香料で、半数はアレルギー性、神経毒性、変異原性、発がん性、環境ホルモン作用などの毒性があります。毒性は主に皮膚への影響が調べられており、吸引した時など他の毒性はほとんど検査されていません。
マイクロカプセルはメラミン樹脂やウレタン樹脂といったプラスチックで作られており、キャップ一杯にマイクロカプセルが1億個入っている製品もあります。カプセルは服や人体、あらゆる表面に強力に接着し、温度変化、摩擦などで壊れ、PM2.5以下の超微粒子のプラスチックのかけらになり、中身を放出します。合成香料などと共に吸い込まれたマイクロカプセルが肺に蓄積する危険性、回収不能な形で大気を汚染、80%が下水処理場を素通りして水循環や土壌に蓄積、汚染することが心配されています。全国で河川や海から柔軟剤のにおいがすることが報告されています。
詳細は『柔軟剤・合成洗剤の成分とその問題』をご参照ください:
2022.5.14
参議院 消費者問題に関する特別委員会(第五回 2022.5.11)で福島みずほ議員(立憲民主・社民) が香害について非常に鋭い質問を行い、以下のような重要な答弁を引き出しました。
・文科省は個別対応を重視するとの答弁ではあったが、そのために教師用の資料を用意する、香りに対する配慮のために5省庁連盟香害啓発ポスターの活用をうながす、さまざまな専門家の声にしっかり耳を傾け最新の知見を注視しながら必要な取り組みを進める、各学校において学校でどのような状況になっているか、どのような対策をしているかしっかりヒアリングをしていくとの答弁
・厚労省は昨年作成したポスターの印刷版を用意したので、ひきつづき現場での香りへの配慮について周知に取り組むとの答弁
・消費者庁には柔軟剤を家庭用品品質表示法の指定品目に加えることを求めたが、「購入者が購入時に品質を知るためのものなので該当しない」との答弁。福島議員は「実際柔軟剤によって服を棄損したり被害があるので、表示をすべきと考える」とさらに突っ込んだ質問を行った。また「昨年作成した香害啓発ポスターの増刷をしたので、使用量に気を付けるなど香りの配慮の啓発を進める」との答弁を引き出した。
また、消費者庁へのマイクロカプセルと香害の科学的知見について調べるべきという質問では「関係省庁と連携して因果関係について知見を深めたい」との重要な答弁を引き出した。
参議院 消費者問題に関する特別委員会(第五回 2022.5.11)香害についての質問は0:29:12~ 0:45:17:https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
参議院インターネット審議中継のページで該当の会議を選び、ポップアップウインドウで発言者の名前をクリックするとそこから動画が再生されます。
2022.4.25
SPAの記事がYahoo!ニュースに流れましたが、このコメント欄にも、先日の花王の炎上ツイートのように香害被害者の悲痛な声が多数寄せられ、何百も共感のいいねがついています。香害被害はいまや国民の大多数が感じるようになってきたようです。1日足らずで105ついたコメントからいくつかを抜粋します。香害被害は可視化しないとないことにされてしまいます。被害は受けるたびに188に電話して行政に香害被害を知らせましょう。1度だけではそのほかの被害はなかったことになってしまいます。こういった記事にも被害を書き込み、社会に香害の危険を知らせましょう。
柔軟剤の多用が健康被害に!? 頭痛や吐き気をもよおす“香害”とは(週刊SPA!)のコメント一覧 – Yahoo!ニュース
「近年の洗剤や柔軟剤は昔と成分が違う。
長時間香りが続く製法(マイクロカプセル)を辞めてほしい。
化学物質過敏症を発症すると、自分が洗剤や柔軟剤を使わないだけではどうにもなりません。
自宅にいても排水溝や窓から他の家から入ってきます。
数万円の脱臭機を買い、マスクも活性炭を何重にもして息苦しくても耐えています。
今は症状が出ていない人でも、身体には悪いことには変わりがない。
だから化学物質過敏症の当事者を被害者ヅラする我儘な人と責めるのではなく
製造企業に対して、そんな身体に悪い物入れないで!という風に考えてほしい。」
「柔軟剤による香害に苦しんでいます。職場の同僚が香りのきつい柔軟剤を使っているようで、一日中も横にいると気持ちが悪くなってきます。でも本人は香りをまき散らすことを楽しんでいるようで、しかも鼻がマヒしてきているのかだんだん、香りがきつくなってきています。誰にも注意はできませんが、なるだけその人の風上に座るように気をつけています。なんでこんなにきつい匂いの柔軟剤を販売する必要があるのか、本当に疑問です。」
「柔軟剤だけではない、リンス?やなんかしらの髪につけているもの、それに香水、それらを全て身につけている女が通勤中そばに来ると臭いのなんの。自分では本当にわからないのだろうか?
そもそも、こういう製品に香料が必要なのか?洗剤の会社も『やわらかくするため』だけでいいのにわざわざ匂いをつけ、さらに香料のカプセル?みたいのを売るなんてどうかしていると思う。これだけ具合が悪くなる人が出ているのだから企業にも指導してほしい!」
「柔軟剤はやめた。洗剤も気をつけて選ばないと匂いがきつい物がある。
誰がいつなってもおかしくない化学物質過敏症。
規制もされないし、メーカーは競う様に新商品を発売する。
この社会、大丈夫···?」
「柔軟剤だけじゃないですよね。
朝の通勤電車でおもむろにすっごい匂いのきついハンドクリームを塗り出した人がいて、もう吐き気を止めるのに大変でした。
思わず臭って言ったみたいで睨まれました。」
2022.4.17
4月15日、全国の地方紙に香害に関する記事が掲載されました。愛媛新聞、北國新聞、山陽新聞、沖縄タイムス、デーリー東北、北日本新聞、富山新聞、東奥日報、信濃毎日新聞、福井新聞、四国新聞、神戸新聞なはど。夕刊に掲載された新聞もあるようです。
『「スクランブル」広がる「香害」対策遅れ 柔軟剤か、原因解明されず』
「【共同】柔軟剤などに含まれる化学物質由来の人工香料が原因で体調を崩す「香害(こうがい)」の対策が遅れている。仕事を続けられなくなったり、学校に通えなくなったりするなど被害の訴えは広がり、2021年7月には全国的な被害者ネットワークも発足した。ただ、香りの強さの感じ…」
以下の新聞は、無料会員登録または無料トライアルで記事を読むことができます。
信濃毎日新聞デジタル:https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022041500237
福井新聞 D刊:https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1532340
愛媛新聞ONLINE:https://www.ehime-np.co.jp/article/ky2022041401000623
NNA ASIA アジア経済ニュース:https://www.nna.jp/news/show/2323957?fbclid=IwAR3bfTND1Q_gMsvnlmwfw1PJ-MA5TpFnCyd_7iuwD09zcX8xbv5_GmtLFKU
2022.4.16
2017年の記事ですが、カリフォルニア州では、職場における香料による喘息の発症や再燃を調査し、香料の使用が喘息と関連づけられたため、無香料ポリシーなど香害による喘息防止のための対策について啓発をおこなっています。
香料と喘息 Medical Surveillance Program: https://medsurv.ucdavis.edu/news/fragrances-and-asthma
カリフォルニアの20年間のデータは、職場で香りにさらされると、喘息を発症する可能性が高くなるか、既存の喘息の再燃を引き起こす可能性があることを示唆しています。 芳香剤の使用または同僚がパーソナルケアのために香料を使用する場合、香料の曝露が発生する可能性があります。 2017年8月下旬、カリフォルニア州公衆衛生局の労働衛生支部は、仕事関連の喘息予防プログラムの一環として、香料に焦点を当てた新しいWebページを導入しました。
カリフォルニア州公衆衛生局 労働衛生支部 仕事関連の喘息予防プログラム: https://www.cdph.ca.gov/Programs/CCDPHP/DEODC/OHB/WRAPP/Pages/Fragrances.aspx
香害啓発ちらし(Factsheet) : https://www.cdph.ca.gov/Programs/CCDPHP/DEODC/OHB/WRAPP/CDPH%20Document%20Library/FragrancesEmployersEnglish.pdf
職場の香害対策:雇用者として、職場での香水、香料による喘息を防ぐために私は何ができますか
•香料の健康への影響について従業員を教育する
•無香料のポリシーを作成し、実施する
•以下の「追加リソース」セクションにある無香料ポリシーのモデルを、あなたの学校、オフィス、または他の職場にカスタマイズして使用する
•職場で芳香剤を使用したり、使用許可をせず、悪臭の原因を取り除く
•無香料の洗浄剤を選択する
•建物の換気を最適化して、新鮮な空気を取り入れる
2022.4.10
ネイルサロンでがんやホルモンの乱れ、神経障害など様々な病気や先天性障害を起こす難燃剤、フタル酸エステル類が高い水準で検出されました。カナダで禁止されているフタル酸ジエチルヘキシル(DHEP)を化粧品に使用することが禁じられたためか、DHEPの水準は低かったとのことですが、日本では禁止されていません。マニキュアには他にも吸引すると危険な様々な有毒化学物質が入っています。
『ネイリストが隣り合わせる危険 数十倍の化学物質に暴露の可能性も』Forbes Japan (20223.6)
「しかし、ネイルサロンで働く従業員が健康を損なう要因は、小さな部屋に閉じ込められ、長時間にわたる労働を行うことだけではない。最近の調査では、安価なサービスを提供するサロンで働くネイリストが、難燃剤や可塑剤として使われているさまざまな化学物質にさらされていることが判明した。
トロント大学の研究者グループは、ネイルサロンの労働者が暴露されているこうした化学物質は家庭で日常的に使用される製品による暴露の30倍、電気・電子機器廃棄物の施設で働く従業員の10倍であることを発見した。」
https://forbesjapan.com/articles/detail/45927
2019年にはこんな記事も出ていました。
『空気中発がん性物質の濃度、ネイルサロンで石油精製所を超える場合も』Forbes Japan (2019.5.11)
「ネイルサロンで使用される製品には、さまざまな化学物質が含まれている。特にその一つであるベンゼンは、主に血液がん発症の原因になることが分かっている。
研究チームは、コロラド州にある6カ所のネイルサロンの従業員を対象に1年6カ月にわたって調査。過去のデータとの比較に基づき、20年以上にわたってベンゼンとホルムアルデヒドの影響を受けたと仮定した場合に推定されるがん発症リスクを割り出した。
その結果、調査対象とした全ての従業員について、扁平上皮がん(肺がん)と頭頸部がん、ホジキンリンパ腫の発症リスクが上昇すると考えられることが分かった。中には白血病を発症する相対リスクが100倍以上になると推計された従業員もいた。」
https://forbesjapan.com/articles/detail/45927
2022.3.29
ウイル・スミス氏が、脱毛症を患う妻を侮辱されて司会者を平手打ちしたことがニュースになっていますが、脱毛症は近年増加しているそうです。米国のアヤンナ・プレスリー下院議員も脱毛症を患っています。https://youtu.be/gmFPThRmjwY 黒人女性は縮毛矯正を含め、様々な種類のヘアケア製品を多用しますが、米国でも日本と同様、限られた場合を除き化粧品、日用品の全成分開示義務はなく、またP&Gなどの老舗メーカーは成分開示や有毒化学物質規制の免除があるなどして、消費者に知らせずに有毒物質を入れることが合法です。例えば、カリフォルニア州以外ではアイメイクアップ用品に水銀を添加することが合法です。黒人女性と子供から他の人種に比べて有意に高い環境ホルモン様物質が検出されており、アフリカ系向けのヘアケア製品から45もの環境ホルモン様物質、喘息を起こす物質がフタル酸ジエチルとともに高い濃度で検出されたこととの関連が危惧されています。(02-2_3_01 香害関連記事(海外) https://kogailibrary.org/2021/10/10/02_2_3_01_kogai_article_overseas/ )
抜毛症とヘアケア製品の成分の関係はどうなのでしょうか。化学物質の種類や使用量の増加と、難病の発生数の増加は比例しています。日本でも「原因不明」とされる病気の多くは化学物質の複合汚染によるものではないかと研究者たちは危惧しています。
2022.3.23
約10万人の医師を擁する全国保険医団体連合会の機関誌『月刊保団連3 2022. No.1366』に香害・化学物質過敏症の特集『「香料」にひそむ健康リスク—化学物質による不調を見極めるために』が掲載されました。:https://hodanren.doc-net.or.jp/books/hodanren22/gekkan/2203.html
香害、化学物質過敏症について理解するため、公害である香害の啓発を進めるため、多くの方にぜひ読んでいただきたい記事です。
「香料」にひそむ健康リスク
──化学物質による不調を見極めるために
●私たちの身の回りの空気中には多種多様な化学物質が漂っており、それらによって不調を来す人々がいる。1990年代には新築住宅でシックハウス症候群の問題が表面化し、さらに近年は柔軟剤や消臭剤などの香り付き製品による「香害(こうがい)」に苦しむ人々も出てきた。症状が多岐にわたるため、様々な診療科で発症者に対応することになるが、医療現場で十分に認知されていないこともあり、必要な治療につながらないことも少なくない。医療者として化学物質による不調を見極めるために何が必要なのか。香害を中心に、化学物質過敏症について考える。
『インタビュー 空気に漂う危険な物質 柳沢幸雄』
『インタビュー 香害で社会生活を奪われた人々 渡辺和彦』
『化学物質過敏症を見落とさないために —各診療科へのお願い 小倉英郎』
『香害を引き起こすものは何か 水野玲子』
『化学物質による苦しみは「過敏」なのか 当事者を孤立させる社会 斉藤吉弘』
マイクロプラスチック汚染研究の第一人者、高田秀重 東京農工大学教授の記事も掲載されています。
『マイクロプラスチックと私たちの健康 高田秀重』
2022.3.15
日経ヘルス2022春号に『大気中にも検出「マイクロプラスチック」健康への影響は?』が掲載されました。全国の書店、オンライン書店で販売中です。
記事より引用「近年、海洋汚染源としてその問題が注目されているマイクロプラスチック。実は大気中にもさらに微細なサイズのものが漂い、肺の奥にまで到達する可能性が懸念されています。大気中のマイクロプラスチック研究の第一人者、大河内博教授に詳しく聞きました。」
早稲田大学創造理工学部環境資源工学科の大河内教授にインタビュー。3ページにわたって豊富なイラストやグラフ、図式でなぜマイクロプラスチックの問題について詳しくわかりやすく説明されています。香害をマイクロプラスチック汚染の観点からも解説しており、柔軟剤や日用品に入っているマイクロカプセルがマイクロプラスチックであり避けるべきであること、4ミクロン(PM2.5は2.5ミクロン)以下の粒子は肺に入って蓄積し、肺や痰から発見されていること、また「大気マイクロプラ問題私たちにできることは」の中に、「マイクロカプセルを使用した柔軟剤を避ける」ことが明記されています。マイクロプラスチックがどのように危険なのかはまだ全容がわかっていませんが、有害な化学物質や重金属を吸着したマイクロプラスチックが生物や人体に吸収されるという危険が指摘されています。
大変良い記事ですので、ぜひ購入して香害啓蒙活動に役立ててください。電子版も販売されています。
日経ヘルス2022春号:https://info.nikkeibp.co.jp/media/NH/
マイクロプラスチックの大気汚染について、この記事ではフリースなどから洗濯時に洗濯一回につき70万個のマイクロファイバーが放出されることが述べられています。合成繊維は環境中で分解されず、天然繊維よりも多くのマイクロファイバーを出します。
こちらの論文では、洗濯だけでなく、着用するだけでも同じくらいの量のマイクロファイバーを大気中に放出するのではないかという研究もあります。使い捨ての合成繊維のファストファッションではなく、天然繊維できちんと作られた服を大切に洗濯し、大切に着る生活に立ち戻ることが必要だと思います。
Microfiber Release to Water, Via Laundering, and to Air, via Everyday Use: A Comparison between Polyester Clothing with Differing Textile Parameters:
https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.est.9b06892
2022.2.17
日本共産党の高橋千鶴子議員が 2022年2月16日 (水)衆議院予算委員会第五分化会で化学物質過敏症について、厚労大臣、文科省、内閣府、消費者庁に質問しました。
衆議院インターネット審議中継で録画を視聴することができます。化学物質過敏症・香害についての質問は6時間24分あたりから。
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=53599&media_type=
2022.1.17
2022年1月16日 (日) 深夜 1時23分〜に放映されたTBSテレビ「ドキュメンタリー「解放区」#19『魔法の素材が舞う〜プラスチック大気汚染〜』がYoutubeで視聴できます。
https://youtu.be/e9dMEmC_kuo
柔軟剤、香りや抗菌剤が長持ちする合成洗剤にはマイクロカプセルなどの徐放技術が使われており、多くのマイクロプラスチックが使用されています。柔軟剤にはキャップ1杯に一億個のマイクロカプセルが入っているものもあります。私たちは破裂して中身を放出し、ナノサイズの微粒子のかけらになったマイクロカプセルを、香料や抗菌剤などの化学物質とともに吸い込んでいます。それは環境中にもまきちらされます。そんな製品を多くの人が大量に使い続けて、果たして大丈夫なのでしょうか。
番組情報ページ:https://www.tbs.co.jp/tv/20220116_B30C.html
私たちが呼吸で取り込む空気中にマイクロプラスチックが飛んでいる‥そんな実態が世界中の専門家の報告で明らかになりつつある。“海を汚すもの”として、プラスチックごみの問題が注目され、国内では、「レジ袋の有料化」や「プラスチックごみ削減のための法制化」が進んだ。ただ、海だけではなく、東京・パリ・北京といった各国の市街地に加え、富士山頂や北極などの大気中でもプラスチックが確認されている。
番組ホームページ:https://www.tbs.co.jp/kaihou-ku/
魔法の素材が舞う ~プラスチック大気汚染~
私たちが呼吸で取り込む空気中にマイクロプラスチックが飛んでいる…そんな実態が世界中の専門家の報告で明らかになりつつある。“海を汚すもの”として、プラスチックごみの問題が注目され、国内では、「レジ袋の有料化」や「プラスチックごみ削減のための法制化」が進んだ。ただ、海だけではなく、東京・パリ・北京といった各国の市街地に加え、標高3776メートルの富士山頂や北極などの大気中でもプラスチックが確認されている。
レジ袋や食器、マスク…安くて、形や硬さを自在に調節できる“魔法の素材”プラスチックは、私たちの身の回りにあふれ、欠かすことはできない存在だ。暮らしと決して切り離すことができないプラスチック製品とどう向き合えばいいのか…最新の研究から見えてきたこととは。
製作:RKB毎日放送
ディレクター:後藤弘之
2022.1.12
エチレンオキサイド(酸化エチレン)は有機化合物の1つで、突然変異誘発性と発がん性があるとしてEUでは食品への使用が禁止されていますが、揮発するので大丈夫だとして滅菌ガスとしてありとあらゆる食品に使用されています。このジェトロの記事ではインド産のゴマから当該物質の残留農薬基準値が大幅に超えていたことが発覚しましたが、去年8月には韓国のラーメンからも検出され全量リコールになりました。化学物質の規制がとても緩い日本の食品は大丈夫なのでしょうか。
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2021/85f1ceddb4b85f74.html
日本では、現在食品添加物の不使用表示を巡って消費者庁で検討会が開かれており、香料を含む食品添加物の「不使用」「無添加」表示についてのラベルへの表示のルールをどうするか議論が続いています。香料業界からは「香料不使用」「香料無添加」の表示について、「香料が悪者扱いされて、香料を使わないことが優れているという印象を与える」と批判。香料に対する風評被害にもつながるとし、これらの表示の禁止を要望したということです。
https://kogailibrary.org/2021/10/09/02_1_1_05_flavor_regulation/
2022.1.11
TBS ドキュメンタリー「解放区」1月16日(日) 深夜0:58 – 1:58
『魔法の素材が舞う ~プラスチック大気汚染~』製作:RKB毎日放送 ディレクター:後藤弘之
https://www.tbs.co.jp/kaihou-ku/
柔軟剤や合成洗剤の香料、抗菌剤などを「長持ち」させるために、マイクロプラスチックで作られたマイクロカプセルが使われています。使用者本人だけでなく、他人に化学物質とともにプラスチックの超微粒子を強制的に吸引させるこのような製品について考えてみる良い機会ですね。
TBSのサイトより:「私たちが呼吸で取り込む空気中にマイクロプラスチックが飛んでいる…そんな実態が世界中の専門家の報告で明らかになりつつある。“海を汚すもの”として、プラスチックごみの問題が注目され、国内では、「レジ袋の有料化」や「プラスチックごみ削減のための法制化」が進んだ。ただ、海だけではなく、東京・パリ・北京といった各国の市街地に加え、標高3776メートルの富士山頂や北極などの大気中でもプラスチックが確認されている。」
2021.12.22 #ABEMATIMES に、20日に放送された番組内容の記事が掲載されました。「#柔軟剤 や香水など、生活に溢れる「におい」に含まれる化学物質により、めまいや吐き気、呼吸困難などの健康被害が生じる「香害」。#化学物質過敏症 の症状の一つで、ある日突然、発症してしまうことがあるという。」#香害は公害 https://times.abema.tv/articles/-/10009373
2021.12.15
02-1_1_02 香害先進国 米国の香害事情 で紹介している米国の香害事情を描いた受賞ドキュメンタリー「STINK!」がYoutubeで無料公開中です。日本語字幕がつけられます。
2021.12.15 『「香害」の実態、全国で集約を』
香害被害者、支援者の全国ネットワーク「カナリア・ネットワーク全国(CAN)」共同代表の斉藤吉広さんの記事が12月14日の日経新聞全国版「私見卓見」に掲載されました。
電子版:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD2965V0Z21C21A1000000/
カナリア・ネットワーク全国の記事紹介のページ:
https://canary-network.org/news/%e6%97%a5%e7%b5%8c%e6%96%b0%e8%81%9e%e5%85%a8%e5%9b%bd%e7%89%88%e3%81%ab%e3%80%81can%e5%85%b1%e5%90%8c%e4%bb%a3%e8%a1%a8%e3%81%ae%e5%8e%9f%e7%a8%bf%e6%8e%b2%e8%bc%89/
2021.12.8 柔軟剤でスプレーを作り、香水代わりに使うことを推奨する記事について3
柔軟剤スプレーの危険性を危惧した方が、当該記事を理由を明記した上削除するように3つのウエブメディアに要望を送ったところ、以下のような反応があったという情報が寄せられました。
香りに特化した情報サイト「COLORIA MAGAZINE」記事が削除され、丁寧な回答があった。削除理由の記載はなし:『「柔軟剤スプレー」に関する記事につきましては本来の柔軟剤として推奨される使用方法ではないことに加え、安全性の確認が不十分であったことにより、COLORIA MAGAZINE内での該当3記事を削除いたしました。今後は再発防止につとめ、細心の注意を払って情報の配信をして参ります。この度はCOLORIA MAGAZINE内における記事により適切ではない情報を掲載しており、多大なるご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。』
洗濯に関する情報サイト「araou」:「柔軟剤スプレーおすすめ10選!使い方・効果・手作り方法・注意点も」2021/10/12:https://araou.jp/article/5624:回答はなし。サイトの記事は削除せず、周りに配慮する必要があるなどの注意が追加、アトマイザーに詰めて外出先で使うよう勧める記述は削除されたが、誤った使用法を勧めたことへの謝罪はなし。
Softener 柔軟剤専門のページ by PINTORU:「ふわっと香る!柔軟剤スプレーの作り方&使い方」(日付不明):https://life.pintoru.com/softener/how-to-make-the-spray/:回答も記事の変更、削除もなし。
2021.12.4 柔軟剤でスプレーを作り、香水代わりに使うことを推奨する記事について2
12月3日に宅配クリーニングサービス会社「リナビス」が柔軟剤でスプレーを作り、掃除や静電気防止、香水代わりに使う記事を掲載しましたが、現在はそのページはなくなっています。なぜ削除したか理由は掲載されていません。柔軟剤スプレーで検索したところ、複数のサイトで同様の情報が発信されていました。いずれも大手メーカーの香料入り消臭スプレー、衣類用香料スプレーのファブリックミストを紹介し、その代替品として柔軟剤スプレーを作ることを勧めています。この他にもいろいろあるようです。
記事の内容は互いに似通っていますが、いずれの記事も、柔軟剤スプレーを掃除に使うほか、携帯して外出先で香水がわりに使うことを推奨してます。
柔軟剤にはアレルゲンや生殖毒性、呼吸器や皮膚、粘膜に強い刺激のある合成香料のほかにも、陽イオン界面活性剤、抗菌剤などの有害な化学物質が多く入っています。香料はマイクロカプセルに封入されており、それが飛び散って服ばかりでなく、人体の内外は周り中に接着し、どんなに洗っても落とすことはできないとメーカーも認めています。マイクロカプセルは破裂して香料を放出した後、PM2.5以下のマイクロプラスチックになり、吸い込まれて肺から体に入っていったり、環境を汚染します。
外出先で柔軟剤をスプレーすれば、周りの人に迷惑なだけでなく、化学物質過敏症の人は意識を失って事故に巻き込まれる、また呼吸器に傷害のある人が喘息の大発作を起こす、などの非常時深刻な事態も考えられます。このような危険な行為の推奨をSNSで拡散することのないよう、一人ひとりが正しい情報を手にすることの重要さを改めて感じます。削除の理由を明記して当該記事を削除することをお願いします。柔軟剤でスプレーを作ることはメーカーも推奨していません。J-CASTニュース 「柔軟剤スプレー紹介は「不適切だった」 ウェブメディアが記事削除…メーカー3社も「推奨しない」」2021.12.1:https://www.j-cast.com/2021/12/01426140.html?p=all
香料、柔軟剤の危険については、香害図書館の記事が参考になると思います。:02-1_1_01 柔軟剤・合成洗剤の成分とその問題
洗濯に関する情報サイト「araou」:「柔軟剤スプレーおすすめ10選!使い方・効果・手作り方法・注意点も」2021/10/12:https://araou.jp/article/5624
「【簡単手作り】柔軟剤スプレーの作り方とおすすめファブリックミスト【厳選5 品】 2019/4/12:https://www.youtube.com/watch?v=kLbIXdWkgWQ
お問い合わせ:https://araou.jp/contact
Softener 柔軟剤専門のページ by PINTORU:「ふわっと香る!柔軟剤スプレーの作り方&使い方」(日付不明):https://life.pintoru.com/softener/how-to-make-the-spray/
お問い合わせ:https://pintoru.com/contact/
香りに特化した情報サイト「COLORIA MAGAZINE」:「100均の材料でOK「柔軟剤スプレー」の作り方レポ!おすすめの柔軟剤・ファブリックスプレーも紹介」2021/7/28:https://coloria.jp/magazine/articles/24hqn
お問い合わせ:https://coloria.jp/magazine/contact
2021.12.3 柔軟剤でスプレーを作り、香水代わりに使うことを推奨する記事について
12月3日に宅配クリーニングサービス「リナビス」のブログに柔軟剤でスプレーを作り、掃除や香水代わりに使うことを推奨する記事が掲載されました。
記事の中には柔軟剤スプレーを掃除に使うほか、「作っておいた柔軟剤スプレーを携帯用アトマイザーに移して持ち歩けば、外出先でも使えて便利です」との記述もあります。
柔軟剤にはアレルゲンや生殖毒性、呼吸器や皮膚、粘膜に強い刺激のある合成香料のほかにも、陽イオン界面活性剤、抗菌剤などの有害な化学物質が多く入っています。香料はマイクロカプセルに封入されており、それが飛び散って服ばかりでなく、人体の内外や周り中に接着し、どんなに洗っても落とすことはできないとメーカーも認めています。マイクロカプセルは破裂して香料を放出した後、PM2.5以下のマイクロプラスチックになり、吸い込まれて肺から体に入っていったり、環境を汚染します。
外出先で柔軟剤をスプレーすれば、周りの人に迷惑なだけでなく、化学物質過敏症の人は意識を失って事故に巻き込まれる、また呼吸器に病気のある人が喘息の大発作などを起こす、などの非常に深刻な事態も考えられます。このような危険な行為の推奨をSNSで拡散することのないよう、一人ひとりが正しい情報を手にすることの重要さを改めて感じます。リナビスさんには削除の理由を明記した上、この記事の削除することをお願いしたいです。
香料、柔軟剤の危険については、香害図書館の記事が参考になると思います。
02-1_1_01 柔軟剤・合成洗剤の成分とその問題
2021.11.30 カナリア・ネットワーク全国の正式サイトが本日13時公開されました
本日公開された正式サイトでは会員登録をすることができるようになりました。一人ひとりの力は小さくても、全国から多くの人が CAN(カナリア・ネットワーク全国) https://canary-network.org/ を通じてゆるくつながり、スイミーのように集って大きなカナリアになれば大きな力が生まれます。
「CANは、生活用品などに含まれる微量合成化学物質による被害者と支援者のネットワーク作りを目的としています。それらの被害実態や被害の声を集め、支援者らとネットワークを作ることで、全国各地に点在する一人の小さな声を、多数の声として社会に発信します。」
「CANの会員は、被害の声や賛同の声を寄せることを「活動」の第一歩とします。発症のきっかけ、物質はそれぞれでも、柔軟剤をはじめとする合成香料製品、洗剤などの生活用品によって健康増悪を起こす被害があれば、その実情を示してください。それは、私たち被害者の人権を守る様々な問題解決の第一歩となります。」
2021.11.30 P&Gの制汗剤「オールドスパイス」に発癌性物質ベンゼン
P&Gは制汗剤「オールドスパイス」を発癌性物質ベンゼンが入っていたとしてリコールしました。「使用を直ちに中止して廃棄しろ」「小売店は販売を中止しろ」ということです。男性用制汗剤として最初に発売されたのは1937年ですが、いつからベンゼンが配合されていたのでしょうか。他には有害物質は配合されていないのでしょうか。人体に使用する製品を製造するメーカーとしてあまりにも無責任すぎます。#香害は公害 #日用品公害
The Wall Street Journal By Joseph Pisani Nov. 26, 2021
“P&G Recalls Old Spice, Secret Antiperspirant Sprays After Cancer-Causing Chemical Found
Company is recalling the antiperspirant sprays after it detected benzene in some products”
https://www.wsj.com/articles/p-g-recalls-old-spice-secret-antiperspirant-sprays-after-cancer-causing-chemical-found-11637956492
2021.11.21 先月の柔軟剤 流出事故 (10/12(火) Yahoonニュース)
2021年10月11日 高崎市でトラックの荷台から柔軟剤が漏洩しました。地元の新聞では2,000リットルほどの量が流出したと報道されています。以下はYahooニュースからの引用です。
トラック荷台から柔軟剤? 液体漏れで国道17号が一時通行止め 転倒でけが人も:
https://news.yahoo.co.jp/articles/90fbd1a4a7e4710d907e2d661353e1bfa9b43bc4(Yahooニュースの記事は一定期間掲載されたあと削除されます。)
この後の現地の様子など情報をお持ちの方はぜひ香害図書館までお寄せください。
「11日午後4時50分ごろ、群馬県高崎市常盤町の国道17号上り線を走行していたトラックの荷台から、柔軟剤とみられる液体が漏れた。
高崎市等広域消防局などによると、バイク2台が滑って転倒し、1人が軽傷を負った。「白い液体が漏れている」などと119番通報があったという。高崎署が原因を調べている。
液体の除去作業などのため、上り線は同5時半ごろから、上並榎町信号交差点-和田橋信号交差点の約2.3キロの区間で全面通行止め。国道18号と県道高崎駒形線の国道17号上りに流入する車線も共に規制された。いずれも同10時半に解除された。」
転倒 #群馬県高崎市 #高崎市 #柔軟剤 #香害 #高崎 #香害は公害
2021.11.12 ライオンが昭和大学病院に「ソフランプレミアム消臭ウルトラゼロ」300本を寄贈
同製品は、部屋干し臭、体臭などを「ニオイを感知させない日本初のテクノロジー」で消臭、また「嗅覚に着目したニオイキャンセリング機能が悪臭を感じる前にブロック」とあります。
「ニオイを感知させない日本初のテクノロジー」は「高度分岐環状デキストリンと特定香料群による消臭技術」、「匂いキャンセリング成分は香料の一種であり、人体に害があるものではありません」とありますが、どのような化学物質なのか、どういうしくみで悪臭を感じる前にブロックするのかについての説明はありません。
また「抗菌成分を最大量配合」とありますが、成分表示には毒性の強い第四級アンモニウム塩の一種「エステル型ジアルキルアンモニウム塩」「抗菌剤」との記述がありますが、エステル型ジアルキルアンモニウム塩以外にどのような化学成分がどのくらい配合されているのかは不明です。
https://www.lion.co.jp/ja/products/532
昭和大学病院「ライオン株式会社様より柔軟剤をいただきました」(2021.8.18)
https://www.showa-u.ac.jp/SUH/news/nid00003285.html
ライオン株式会社の「ソフランプレミアム消臭ウルトラゼロ」製品情報
https://soflan.lion.co.jp/soflan/lineup/ultrazero/
2021.11.5 スプレー式制汗剤に高レベルの発がん性物質、検査会社が回収を要求
「検査の対象となったスプレー式制汗剤商品の中では、米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の「オールドスパイス」および「シークレット」ブランドが最も高い値のベンゼンを含んでいた。米ウォルマートの「イクエイト」ブランドと英・オランダ系ユニリーバの「スアーブ」も高いレベルで含んでいた。」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-11-04/R21TOCT1UM1G01?fbclid=IwAR2QPkFmw5KcT62ytieQ4Yc7L_DTsrOrDZJtHvrYvondMyi8UH5W9jYyNSA
2021.11.1 化学物質過敏症への対策を公約に入れたれいわ新選組が衆議院で3議席を獲得
2019年結党のれいわ新選組は、初挑戦の衆議院選挙で山本太郎代表、たがや亮、大石あきこの3名が当選しました。香害問題に関して積極的に活動されてきた大河原雅子議員(立憲)、高橋千鶴子議員(共産)も当選しました。おめでとうございます。来年夏には参院選があります。福島みずほ議員(社民)の再選が望まれます。
2021.10.14 れいわ新選組が化学物質過敏症への対策を公約に
香害問題に関しては国会議員の大河原雅子議員(立憲)、福島みずほ議員(社民)、高橋千鶴子議員(共産)が積極的に活動してくださっていますが、今日れいわ新選組が発表した衆院選に向けたマニフェスト「れいわニューディール」には、実態調査、医療、無香料ポリシー、香料の成分開示など充実した内容の化学物質過敏症への対策が盛り込まれています。(付属文書05_れいわの医療政策)
2021年 衆議院選挙 マニフェスト 『れいわニューディール』
2021.9.30 『週刊女性』10/12号に『使ってはいけない柔軟剤』という記事が掲載されています。
「「スーパー&コンビニの危ない食品」「そのアルコール消毒間違ってます。」「使ってはいけない柔軟剤」の記事3本では、みなさんの“身近なモノ”に各専門家が警告! あなたは大丈夫? ぜひこの機会にチェックを!」
https://www.jprime.jp/articles/-/22065?display=b
2021.9.25 週刊女性PRIME『新井恵理那も着用で話題、「ふんどし」でチクチクかゆみの“肌着トラブル”を回避』に柔軟剤・合成洗剤が肌トラブルの原因になるという記事が掲載されています。
記事より引用「「皮膚の薄い陰部は、特に経皮吸収率が高いことがわかっています。神経質になりすぎて、身に着けるすべてを天然素材にする必要はありませんが、せめて下着はやわらかい綿や絹などを選びましょう。肌トラブルがなかなか改善されないという人は、いま使用している洗剤を見直し、柔軟剤の使用をやめてみましょう」
https://www.jprime.jp/articles/-/21964?page=3
2021.9.11 テレビ東京が2021年9月9日放送の『身近な不調の意外な正体大発見スペシャル』で、『謎の病気を見つける診療所』コーナーで、香害について取り上げました。:https://www.tv-tokyo.co.jp/shujii/backnumber/
以下サイトより引用
【ケース②】
Q突然頭痛が起き、呼吸困難に陥り緊急搬送された女性。原因は道端で会った知人の持ち物だった。それは?
A:ワンピース B:麦わら帽子 C:麻のエコバック
正解…A:ワンピース
⇒洗い立てのワンピースの柔軟剤のにおいに反応し化学物質過敏症となり、発作を起こしていた。
化学物質過敏症は誰でもなる恐れがある病気で、柔軟剤や香水、芳香剤、タバコの煙や殺虫剤などで発症することが多く、においを吸い続けていると急に症状が出るという。
めまい、頭痛、吐き気、耳鳴り、息切れ、結膜炎などさまざまな症状を引き起こすので、化学物質を避けた生活が必要になる。
2021年8月10日2167号 の日本歯科新聞で歯科における香害被害についての記事が掲載されました。
当該記事に関する記事『歯科業界最新ニュース厳選3記事_その8 MINTes』:https://kinpara-mintes.com/news/2021/08/27/3261/
日本歯科新聞 2021年8月10日2167号は新聞オンラインで単品購入が可能です。http://www.shimbun-online.com/product/Nihon_Shika_Shimbun0210812.html
2021.9.5 長周新聞(2021年9月1日)【カナリア・ネットワーク全国】記事掲載
「カナリア・ネットワーク全国」を結成して「香害は公害」の声をひとつに!
https://camp-fire.jp/projects/454914/activities/304176… via @campfirejp
2021.9.4 日本消費者連盟から新刊ブックレット『香害のないくらし 柔軟剤にさようなら』が発売になりました。
「合成洗剤をやめて石けんを広めるためにご活用ください。
いま「香害」という空気汚染が広まり社会問題になっています。原因の1番に上がる柔軟剤はどうして体に良くないのでしょうか?合成洗剤と石けんの違いはどこにあるのでしょうか?初めて石けんを使う人にもわかりやすく解説しました。柔軟剤にさようならをして「香害」のないくらしをめざしましょう。」
【新刊ブックレット】「香害のないくらし 柔軟剤にさようなら」(2021年8月31日)
2021.8.13 『【ポスター】国が5省庁連名で香害に関するポスター』日本消費者連盟
サイトより引用 「日消連が事務局を務める香害をなくす連絡会が要請していた、香害の周知と香り製品の自粛を求めるポスターを、国の5省庁(消費者庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省)が連名で作成、発行しました。」
【ポスター】国が5省庁連名で香害に関するポスター(2021年8月13日)
2021.8.12 東京新聞Web
『香害 被害者が全国組織 柔軟剤など化学物質で体調崩す 仕事、学業に支障「危険性知って」』東京新聞、中日新聞がカナリア・ネットワーク全国を紹介しました。
https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/123648
2021.8.10 「カナリア・ネットワーク全国」結成、広報活動のためのクラウドファンディングがスタート
『「カナリア・ネットワーク全国」を結成して「香害は公害」の声をひとつに!』
全国で個々に活動をしたり、発信をしたりする人たちのネットワークを組織し、「空気公害被害の状況、必要とする支援」についての声を集約するため、空気公害(香害など)で、なんらかの健康被害を感じている人、化学物質過敏症の人のみならず、健康被害を自覚はしていないが、空気環境問題という認識にたち、「香害」をはじめ微量合成化学物質による健康被害を注視している人をつなぐことを目的にしているとのことです。
以下サイトより引用
「柔軟剤・合成洗剤・消臭剤などの香料や添加剤により、化学物質過敏症の発症ほか、就労、就学、地域生活が著しく困難な健康被害の声が全国からあがっています。しかし、その声はひとつにまとまらないまま、一般にはほとんど知られていません。新たな空気公害への理解を求め、被害を食い止めたい!
【カナリア・ネットワーク全国】の会員は、以下のように「空気公害の問題をひとつの声にしよう」という意志のある方であれば、年齢を問わず参加いただけます。
お子さんも参加しやすくするため、会費を徴収しない運営を目指します。」
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