(2022.1.25)記事に加筆、「香害アンケート集約結果発表 〜9000人の声を届けます〜」へのリンクを追加しました。
2019から2020年にかけて日本消費者連盟がメンバーの「香害をなくす連絡会」が行った日本で初めての香り付き日用品による被害のアンケート結果発表の記者会見が2020年7月1日に行われました。記者会見で配布された資料が日消連のウエブサイトで公開されています。ダウンロードして使用できるとのことです。(2022.1.25アクセス)
2019年12月下旬~2020年3月末(約3カ月間)の間に9332件の回答があったアンケートには、体調不良経験者が回答者の約8割の7,000人超、そのうち退職、休学経験者が2割など香害の深刻な被害状況、香害の歴史、アメリカ疾病対策センターCDCの無香料ポリシーの説明、国立病院機構盛岡医療センターで20年近く化学物質過敏症患者の診療に尽力された水城まさみ医師のコメント(01-4_1_01 香害と化学物質 書籍の紹介を参照 )、早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 環境資源工学科 大河内博教授の大気中マイクロプラスチック研究者としての意見、東京農工大学 農学部環境資源科学科 高田秀重教授のコメント「『海岸漂着物処理推進法』第十一条の二に違反する製品の生産・販売の禁止を要求する」など、貴重な情報が掲載されています。
・「香害」アンケート集約結果発表~9000人の声を届けます(PDF 3.4MB):
・アンケート質問6の回答<別紙2>(PDF 680K)
「問6 香りの被害で、仕事を休んだり職を失った、学校に行けなくなったことがあると回答した方は、具体的に書いてください」の回答から26例を抜粋したもの。
https://nishoren.net/flash/13304
同香害アンケート「問6 香りの被害で、仕事を休んだり職を失った、学校に行けなくなったことがあると回答した方は、具体的に書いてください」の回答から「教室に入れず学校に行けない」「職場の理解を得られず職を失った」など深刻な事例を集約したもの1048例が日消連のウエブサイトからダウンロードできます。(2021.5.15アクセス)
【掲載】香害アンケートより被害者の生の声(1048人)を掲載します(2021年1月21日)
日本消費者連盟の紙媒体「消費者リポート」2020年7月号に同香害アンケートの詳細「香害アンケートより 9000人の声を届けます」
が掲載されています。
2020年7月号 香害アンケートより 9000人の声を届けます
ー日本消費者連盟ウエブサイトより引用ー
日本消費者連盟が事務局を務める「香害をなくす連絡会」は、香害に関する被害状況を尋ねるアンケートを実施し、このほど集計結果を発表しました。
香り付き製品で健康障害を起こす人を対象にした電話相談窓口「香害110番」 を開設してから3年。被害をなくすための対策をメーカーや国に求めてきましたが、実態を調査する姿勢は見えません。そこで私たち市民自ら、どれほどの人が苦しみ、何が原因かを調査することにしたものです。結果、予想を遥かに超える9000人以上の声が集まり、切実な実態が明らかになりました。
ー引用ここまで
同じページに消費者リポートの申し込みフォームがあります。(2021.5.15アクセス)
https://nishoren.net/tokushu/13373ーーー