02-2_3_01 香害関連記事(海外)

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(2021.10.11)
香料入り製品についての海外の記事へのリンクと概要です。ガーディアン記事の概要には米国の環境保護団体EWGの北米で販売されている化粧品、日用品の安全度を検索できるデータベースへのリンクもあります。


米国の代表的な環境保護の市民団体EWG(Environment Working Group)は柔軟剤や乾燥機に入れるシート状柔軟剤(ドライヤーシート)には健康を害し、環境汚染の原因になり、家の中、外の大気を汚染するので、液状、シート状、粒状、棒状、ジェルボールなどパック入りのもの、すべての形状の柔軟剤の使用を完全にやめることを提言しています。

理由として、柔軟剤にはQuats(第四級アンモニウム塩)や有毒な香料、防腐剤、着色料が使用されていることを挙げています。

『Skip the Fabric Softeners (柔軟剤をやめましょう)』 EWG* (サマラ・ゲラー) (2016.5.5) :https://www.ewg.org/news-insights/news/skip-fabric-softeners
柔軟剤や乾燥機に入れるシート状柔軟剤(ドライヤーシート)には健康を害し、環境汚染の原因になり、あなたの家の中、外の大気を汚染します。EWGは柔軟剤の使用を完全にやめることを提言します。以下は柔軟剤に含まれる有毒化学物質、そして替わりに何を使えば良いかの情報です。

・香料 一般的な日用品には3,000種類もの香料成分が使用されており、柔軟剤に香料を分散させる目的でフタル酸エステル(02-1_1_01 柔軟剤・合成洗剤の成分とその問題 を参照)が添加されている場合もあります。ガラクソリド(galaxolide)などの合成ムスク(https://www.ewg.org/guides/substances/2/)は体に蓄積されます。香料はアレルギー、皮膚のトラブル、呼吸困難の原因になり、生殖機能への悪影響を与える可能性があります。屋外に放出された香料も問題を起こすという研究結果(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19326669/)があります。(柔軟剤は)使用する価値がありません。

*Environmental Working Group 米国の有力なNPO(非営利)環境保護団体。


英国の大手一般新聞、ガーディアン紙の香料入り製品の問題に関する記事のリンクと概要です。

『Why smelling good could come with a cost to health (なぜ良い香りは健康を損なう可能性があるのか) 』ガーディアン紙* Lauren Zanolli (2019. 5.23)

https://www.theguardian.com/us-news/2019/may/23/fragrance-perfume-personal-cleaning-products-health-issues

・香料入り製品には現在4,000種類ほどの化学物質が使われている

・ひとつの「香り」には50から300種類の化学物質が使われている

・2018年にBCPP**が140のパーソナルケア用品、洗浄用品で行った調査では、検出された有害物質の3分の2が香料由来だった。検出された化学物質は、がんを含む慢性病の原因になるものだった

・WVE***のサイエンスリサーチ部門の取締役、Alexandra Scranton氏は「香料に使用される化学物質にはがんや生殖毒性のあるものが存在することは動物実験ではわかっているが、実際に香料をたくさん使う人とそうでない人のがんの罹患率は誰も調べていないので不明である」と言っている。

・2018年のWVEのリサーチ「現在香料に使われている1,200種類以上の化学物質は問題があると知られている、または可能性がある。その中には、7つの発癌物質、15のEUで化粧品に使用することが禁じられている物質、他に国際的な警告リストに載っている物質がある。非常に微量でも人のホルモンに似た働きをする環境ホルモンが特に心配される。

・EWG****は安全な洗浄剤(https://www.ewg.org/guides/cleaners/)パーソナルケア用品(https://www.ewg.org/skindeep/)のデータベースを提供している。BCPPは成分の開示に責任を持っている企業の無香料の製品を購入することを勧めている。(「無香料」とラベルに書いてあっても、原料臭を消すための香料が添加されていることがある。)

・黒人女性と子供から高い環境ホルモン様物質が検出されており、アフリカ系向けのヘアケア製品から45もの環境ホルモン様物質、喘息を起こす物質がフタル酸ジエチルとともに高い濃度で検出されたこととの関連が危惧されている。

・BWW*****「日用品のラベルを見て安全かどうか不安なら、環境保護市民団体と関わりを持ち、政策をどうしたらよいか議論に加わるべき。それが本当の変化を起こすたった一つの方法です。」

*The Guardian 英国の大手一般新聞。リベラルに支持され、環境問題の特集が多い。
**BCPP Brest Cancer Prevention Partners (乳がん予防パートナーズ)
***Women’s Voice for the Earth 米国の環境保護市民団体 (地球のための女性の声)
****Environmental Working Group 米国のNPO(非営利)環境保護団体
*****Black Women for Wellness 米国の「健康を求める黒人女性の会」


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