(2025 .2.28更新)
日本医師会 健康プラザ No. 550 (令4.1.5)
『化学物質過敏症 原因・悪化因子は何か』
「化学物質過敏症は、空気を漂う化学物質を吸引することによって症状が出る病気です。」原因・悪化因子となりうる具体例として「芳香剤、香水、香料(洗剤、柔軟剤、アロマ、化粧品、ハンドクリーム、シャンプー)、制汗剤、消毒剤、漂白剤、塩素」が挙げられています。https://www.med.or.jp/dl-med/people/plaza/550.pdf

日本医師会 健康プラザ No. 508 (令3.10.5)
『香料による新しい健康被害も』
「頭痛やめまい、吐き気、咳き込み、皮膚のかゆみ、眼、鼻、喉のヒリヒリ感、全身倦怠感、集中力低下など体調不良は香料付き柔軟剤、石けん、洗剤、消臭除菌スプレー、化粧品、文房具などの香りかもしれません。香り以外の物質が原因であることもあり、「無香料」と記されていても安全とは限りません。」https://www.med.or.jp/dl-med/people/plaza/508.pdf

柔軟剤の主成分、第四級アンモニウム塩は、細胞のタンパク質を変性するため殺菌作用があります。当然皮膚に強い刺激があり、かゆみや湿疹の原因になります。アトピー性皮膚炎の患者は柔軟剤を使用しないよう、皮膚科医も呼びかけています。「盲点は洗濯時に使う柔軟剤です。胴体の部分の湿疹がひどい人に柔軟剤が原因となっている場合が多くあります。」
石けん洗剤は洗浄力が高いので、洗濯槽や衣類に蓄積した汚れやカビ、柔軟剤や合成洗剤のマイクロカプセルやシリコンなど成分のドロドロも洗い落とすため、石けん洗剤に切り替えてしばらくは洗濯中に蓄積臭のニオイがすることがあります。また、衣類に蓄積した悪臭やゴワゴワはすぐにはなくなりません。完全に落とすことは無理ですが、少しづつ薄れてはいきます。
合成洗剤+柔軟剤から石けん洗剤やセスキに切り替える前に、まずは酸素系漂白剤などで洗濯槽を掃除しましょう。柔軟剤が蓄積して黒ずんだタオルや衣類も石けん洗剤と酸素系漂白剤を使ったつけ置きが有効です。きちんと汚れが落ちればタオルもふわふわしますので、柔軟剤は不要です。
全日本民医連『特集2 アトピー性皮膚炎 悪化誘因対策が大切 ステロイド軟こうも上手に使って』: https://www.min-iren.gr.jp/news-press/genki/20111201_7042.html
特定非営利活動法人日本アトピー協会『アトピーの原因』:https://www.nihonatopy.join-us.jp/padyna/genin/kankyo.html
第四級アンモニウム塩は呼吸器にも刺激が強く、これらの消毒剤を使用する看護師の慢性閉塞性肺疾患(COPD)発生リスクを25~38%増加させたという研究があります。
